Windows環境でのHHKB Professional2設定(IME設定 + AutoHotkey + Vim)
会社で使っているキーボードをRealforce91UからHHKB Professional2に変えた。
一緒に勉強している後輩がUS配列のMacを使っていて、教える時にウッてなって困ったのが悔しかったのと、憧れのHHKB使ってみたかったのが主な理由。
初めてのUS配列キーボードで無刻印は結構ツラかった…。まぁ慣れの問題だし、困ったら印刷した キー配列図 見ればなんとかなる。
WindowsでHHKBを好みのキーバインドで使う設定
会社ではWindows7を使っている。(ひと月前までXPだった)
仕事はプログラムだけじゃなくメールやドキュメントを書くことも多いので、そのへんも意識してキーバインドを整えた。
Mac(JIS配列)の英字、かなでIMEのオン・オフを切り替えるように左右の◇キーでIMEを切り替えられるようにした。また、そこまで利用頻度が高くないけど無ければ無いでちょっと困る感じのWindowsキーは 右Shift 右Altに割り当てた。
あと、Fn押しながらの上下左右が辛かったのでVimキーバインドにした。
以下設定手順
英字配列に切り替え
まずは英字配列への切り替え。以下よりHHKBキー配列切替ツールをダウンロードし、英字配列に切り替える。
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/tooldownload.html
切り替え後は再起動が必要。
DIPスイッチによるキーコード、モードの変更
HHKBは背面のDIPスイッチによりキーコードやモードを変更することができる。
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/leaflet/hhkb_backview.html
DIP SW | 機能 | ||
---|---|---|---|
状態 | キー | 機能 | |
3 | OFF | Delete | Delete |
ON | Delete | BS(BackSpace) | |
4 | OFF | 左◇ | 左◇ |
ON | 左◇ | Fn | |
5 | OFF | Alt | Alt |
◇ | ◇ | ||
ON | Alt | ◇ | |
◇ | Alt | ||
6 | OFF | Wake Up 無効 | |
ON | Wake Up 有効 |
Lite拡張モード
会社PCはWindowsなので、Windowsキーが無いと困ることがある(ような気がする)ため、SW1:ON
,SW2:OFF
にし、Lite拡張モードで利用する。*1
DeleteとBS入れ替え
DeleteよりBSの方が利用頻度が高いためSW3:ON
にし、DeleteをBSに変更する。Deleteを押すにはFn + ~を押せばいい。*2
IMEの設定
以下のブログを参考に、変換・無変換キーでIME有効・無効を切り替えるようにする。
無変換、変換キーでWindowsのIME有効無効をMac風に操作する | karakaram-blog
自分の場合は追加で、「入力文字なし」モードの「Henkan」時の振る舞いが「再変換」のままだと気持ち悪かったので「IME有効化」に変更した。
AutoHotkeyで左右の◇キーに変換・無変換キーを割り当てる
HHKBには変換・無変換なんてキーは無いので、AutoHotkeyで左右の◇キーに割り当てる。また、Windowsキーだった◇キーが変換・無変換キーに置き換わるので、あまり使いこなせていない 右Shift 右AltキーをWindowsキーに変更する。
RAlt::RWin LWin::Send,{vk1Dsc07B} RWin::Send,{vk1Csc079}
AutoHotkeyでVimキーバインド
以下のブログを参考に、AutoHotkeyでVimキーバインドに設定する。(なにこれ凄い!) 設定についてはブログをみてもらえばわかる。単独で動くexeを実行するか、設定ファイルをコピペするか、ファイルを配置して読み込ませるかのどれかをすればいいだけなのでとても簡単。
Vim以外でVimする: Windows+AutoHotkey編 - rcmdnk's blog
あとは適宜、有効にしたいアプリの設定を追加する。
Emacs派には
XKeymacsがおすすめ。ちょっと前までは左Altを右Ctrlにして(左Ctrlは通常のCtrlとして活かす為)、EmacsキーバインドでメールとかExcel弄ってた。XKeymacsはアプリ毎に有効、無効やキーの設定を変更できるので、GVimなんかは当然無効にしたり、アプリのショートカットキーを活かしたい場合は設定を変更したりと柔軟に使うことができる。
まとめ
自分好みに設定を弄る必要があるところも含めてHHKBは楽しいキーボードだなと思った。打鍵感はRealforceと甲乙つけがたい(好みの問題)けど、手が小さいのでコンパクトなのはありがたい。US配列も最初は戸惑ったけど、Enterキーが近かったり、Spaceキーが広かったり、慣れると使いやすい気がする。
HHKBでコードをいっぱい書いて、キーボードに恥じないプログラマになりたい。