プランニングポーカーを試してみた。
最近人気?のプランニングポーカーを実際に使って工数見積もりを行ないました。
その感想や所感、注意すべき点を書きたいと思います。
- プランニングポーカー -
[ 背景 ]
メンバー
参加メンバーはチームリーダー、アーキテクト、メンバー×2(自分)の4名
タスク
”XXXの方針検討”や、属人性の高いタスクが多め
[ やってみた ]
進め方は、以下のガイドに載っている内容とほぼ同じです。
プランニングポーカー かんたんガイド 作りました。 - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)
ポイント
タスクが具体的でなく、属人性が高かったのでベースラインを決めることが出来ませんでした。
代わりに、カードに載っている数字を人日単位として行いました。(否定的な意見もあると思いますが…)
最初に小さめのタスクを見積もれば、そのタスクと相対的に見積もることは可能かと思います。
その他、以下の点に注意して進めました。
- タスクが具体的でないものは、初めに内容を議論してからカードを場に出す
- バッファを積まない
- カードを場に出す前に工数感を言わない
- 粒度が大きいタスクは分割して見積もる
- 全員がディスカッションに参加する
リーダーが全てのタスクを見積もったり、各個人が見積もると、必ず思い込みが発生すると思います。
その点、プランニングポーカーを利用すると出した工数の差異についてディスカッションを行うので、チームとして納得のいく見積もりを行うことが出来ます。
また、ディスカッションを行うことで、違う立場のメンバーがどう考えてその工数を出したかを知ることができるのもポイントです。
スキルの高いメンバーから若手メンバーへ、考え方をトランスファーするいい機会になると思います。
プランニングポーカーはアジャイルでよく使われるプラクティスですが、業務に長く従事しているメンバーの発言権が異様に強くなってしまっている保守PJなんかにも有効なんじゃないかと思っています。
今回は人日で見積もってしまったので、次回はベースラインを設定する方法でやってみたいですね。
あと、職場でカードを使って仕事をするという行為が新鮮で、面白かったです。
楽しく仕事をする雰囲気作りにもなりますね。
オープンなスペースで行なったので、何人かには怪訝な目で見られましたが(笑)
みなさんも、プランニングポーカーを使って楽しい見積もりを始めませんか?
最後に
プランニングポーカーを持っていなかったので、会社の先輩からお借りしました。
使い方のアドバイスについても別の先輩から頂きました。ホント感謝です。