JJUG CCC 2016 Fall に参加してきた

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www.java-users.jp

JJUG CCC 2016 Fallに参加してきました。

以下参加セッションの感想。

なんかツイートしてたの貼り付けておく。酔った勢いで書いているから記憶が…

Be a great engineer!〜 フォローすべきトレンド、スルーすべきトレンドをどう見抜くのか

@cero_tさんによる基調講演。見たことがある講演ではデモや技術的な内容が多い印象だったのですが、今回は大真面目に話していました。

朝一の講演だったので、ギリギリ着席。

記憶が曖昧だけど、何段階か状態?があって、一番上の理を理解した人は全てを手に入れるって感じの話しだったと思う。 なんかどこかにお金ってワードがあっても良さそうだなーって思ってツイートしたんだと思う。

技術トレンドの話しでガートナーの話しが出てきた。 自分自身がR&D部門にいた際に、組織長が組織の方針を決めるのに参考にしていたし、自分自身も内容を見たりした気がする。 最近はあまりガートナーは見ていなくて、ThoughtWorksのTechnorogy Radar とか良くみている気がする。

話しのなかでMicroserviceの話しとか出てきて、組織の話しもあった。 コンウェイの法則は、ソフトウェアの構造は組織を反映したものになる、だから例えばマイクロサービスのようなアーキテクチャにしたいのであれば、そのアーキテクチャに合わせた組織にしましょうって感じ。

全体を通して共感できる点が多く、自分も考えているような内容もあれば、違う意見もあって面白かった。

SIerもはじめる、わたしたちのDevOps

同僚のしょぼちむと、R&D部門に所属している阿佐さん の発表だったので最前列で応援してきた。

しょぼちむの資料

阿佐さんの資料

その時間帯のついっと。

なんかやると思っていたけど、PPAPの音楽流してあのサングラスとスカーフ?を付けてやるとは思わなかった。 DevとOpsでDevOpsって…

オープニングとは打って変わって、内容は割りと真面目でSIerがDevOpsに取り組む意味や、まだ社内向けではあるものの実践している内容の紹介をしていて良い内容だった。

これは自分も参画していたプロジェクトなのだけど、実際SIerの金融系のシステムの本番環境でDockerが動いていたりする。

1サーバ(1プロセスかな?)でもfalchioinコンテナを利用すると無停止縮退なしでデプロイ可能とのこと。 実際デモしていたが、3秒くらいで切り替わっていたので凄かった。

まだ社内システムが対象なので、弊社のメインの顧客である金融系や公共の大きなシステムでも事例を作ってみたいなーと思ったりしたりしなかったり。

ここから阿佐さんにチェンジ。 安心感と安定感のあまり、ツイートが少ない!

最初に資料がここにありますよーってサイトがちょっと見れなくてドキドキしたけど、実はGCP上にKubernetesを使ってDockerコンテナクラスタが動いてたとか。お茶目か。凄い…

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名言。

阿佐さん、ランチ中にも名言残しまくっていて尊敬の念が止まらなくてヤバい。

日本でも出来る!最先端のDevOpsを導入する方法

社内の勉強会で牛尾さんのブログが取り上げられたり(自身も結構読んだ)、kawasimaさんから面白いよと勧められたこともあり聴講。

のっけから凄いテンションでDev-Opsとコール&レスポンスを求められて入る部屋間違ったかなと思った。

けどそんなのは最初だけで、終始わかりやすく軽快に説明してた。 ちょっとブログの内容にネガティブな印象もあったのだけど、直接話しを聞くと全然そんな印象は受けなかった。 文章と実際に話しを聞くのとでは捉え方が変わるのかも?

Spring CloudでDDD的なマイクロサービスを作ってみる

現在のプロジェクトでDDDのエッセンスが入っているアーキテクチャを採用しているため、椎葉さんのセッションを聴講。

立ち見だったのと、手書き資料、ソースコードやデモ、話しに集中していてツイートが少なめ。

考えて試して、トレードオフがあることを理解した上で妥協点を見極めて…といったプロセスが垣間見え、とても参考になりました! 発表後に質問して丁寧に答えてもらったり、懇親会でも話すことができたのでホント嬉しかったし楽しかったです。

GitBucketを支えるJava技術とグローバルで使われるOSSの作り方(聴講はしていない)

椎葉さんのセッションと同時刻に行われていて聴講していないのですが、普段からヘビーユースしており(全社的に)、以前H2が壊れてPostgreSQLに移行した際もお世話になったのでご挨拶させていただきました。

その節は本当にありがとうございました。神対応でした。

弊社、かなりGitBucketを利用しているので、何かしらで恩返ししたいところです…

ドメイン駆動設計とScala 〜既存プロジェクトへの適用〜

お次は元同僚の角谷くんのセッションを聴講。

弊社ディスられて、生かして帰すまじって感じだった。

というのは冗談で、正直ディスられるような状況も多いので胸が痛いところだった。

現在の職場でも同様に苦労したようだけど、DDDを採用して改善したのは凄いと思う。 でもその前は結構良くない状態だったようだし、他のシステムも大丈夫なのかな?て気はするので、別にSIerだからとかは関係無いかなと思う。

比較的技術に興味がある人が多いってのと、システム開発を自分事として捉えられる人が多いってところは大きそうだけど。

内容はDDDについての引用が多かったので、もっと現場で苦労した点とか工夫している点が聞きたかったなー。

Spring Cloudアプリケーションの開発にDockerを活用し、Kubernetes上にデプロイするまで

最近Dockerをちょくちょく利用しだしているので、村田さんのセッションを聴講。

Kubernetesやfabric8など、さわったことが無いプロダクトが多かったので、デモを観て「おー、スゲー!」って感じだった。

fabric8-maven-plugin、凄い便利そうだったけど、mavenでやるのどうなんだろ? いや、でも凄い便利そうだった。

Javaエンジニアのキャリアを考えるパネルディスカッション

最後は実物@hishidama さん見たさにパネルディスカッションを聴講。

平素お世話になっております。

実際、 @yusuke さんは大手SIer外資Twitterで働いたり、起業しているし、 @johtani さんは あのElastic社だし @yoshiori さんはドワンゴとかクックパッドだし、みなさんのキャリアや考えを聞きたかったってのが大きい。 最近上司との面談やメンターとの1 on 1、メンティーとの1 on 1をしたりもしたし。

内容はとてもおもしろかったのだけど、これしかツイートしていなかった模様。

ずっと技術でいくのか?という問いに対して、「マネージャになると自分で仕事を選べるし、プログラム書きたいなら書ける。どちらかしか出来ないという訳では無い」という感じの回答だった。(もう少し話していたけど)

実際今の部門のマネージャはコードを書いていないし、会議ばかりだし雑務多そうだし、そうなりたいと思えるマネージャがいないのだけど、自分がやりたいようにやれるのならそれも良いなと思ってしまった。よしおりさん凄い。

他にも凄い若者に勝てないから別の道で…とか自分が一番の下手くそでいたいから転職した(情熱プログラマに「一番の下手くそでいよう」という章がある)、とか面白い話がたくさん聞けた。

懇親会

いろんな人と話しができた。 あまり話せなかった人もいるので、次回にもっと話したい。

しょぼちむが再度PPAPしたりかわしまさんが真面目なフォローLTしたりして面白かった。

ちょっと個人的に引っかかるLTがあって不快になったのと、眠かったのでちょっとだけ早めに帰ってしまったのが心残り。

さいごに

こんなに大人数が参加するカンファレンスを運営してくださったJJUGスタッフのみなさん、登壇者のみなさん、サイコーのカンファレンスでした。 お疲れ様でした!! & ありがとうございました!