シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング を読んだ

これです。

シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

最近、チームのマネジメントを行っています。
何年か前からメンターや上司と1 on 1をしていたものの、受ける側した経験がなかったので体系的に学ぶために読んでみました。

1 on 1は個人に焦点を当てた対話

普段プロジェクトを通して働いていると、問題解決のための打ち合わせやチームとしての対話がメインとなり、個人との対話は日常的な雑談くらいしかありません。
1 on 1では、必然的に1 対 1になるので、個人に焦点を当てた対話になります。

1 on 1によってプライベートの理解、心身の状態の把握、モチベーションアップなどを通して信頼関係を築くことができます。 また、成長の支援を行う場にもなります。

1 on 1でなにを話すのか?

本では、部下との関係(ステージ)や状況によって話すテーマを変えることが書かれています。 プロジェクトの開始時や半期の目標設定時、評価時などでしか話せていないなと思う項目も多く、意識していきたいと思いました。

信頼関係づくりステージ

  • プライベート相互理解
  • 心身の健康チェック
  • モチベーションアップ

成長支援ステージ

  • 業務・組織課題の改善
  • 目標設定 / 評価
  • 能力開発 / キャリア支援
  • 戦略・方針の伝達

具体的な進め方

  • 実施する目的や内容を合意する
  • スケジューリングする
    • 定例化 しない
      • 定例になると"いつもと同じ"とおざなりになりがち(定期的に行うのは大事)
      • イベントとして捉える
  • 場所を決める
    • いつも同じ場所じゃなくても良い
    • 近くのカフェとかでも良いかも?
  • 準備する
    • お菓子などあるとリラックスする
    • 付箋やペン
    • アジェンダと時間割
    • 前回の1 on 1のメモ

継続することが大事

忙しい、面倒、など理由はいくらでもありますが、続けることが大事だと書かれています。 半年くらいはムズムズする(?)ようなことが書かれていたので、まずは継続していこうと思います。

本を読んでやりたいと思ったこと

本ではEvernoteを使ってメモを残すようなことが書かれていましたが、自分なりに使いやすいフォーマットやツールを模索したいと思いました。

チームの異動はそれなりにあるのですが、1 on 1の記録が残っていれば様々な面の引き継ぎにも有用そうです。

まとめ

本書には "なぜ1 on 1が大事なのか"、"1 on 1で何を話すのか"、"1 on 1をどう進めるのか"が平易な言葉でわかりやすく書かれていました。 はじめて 1 on 1を実施する人にはおすすめできる一冊だと思います。